インタビュー
interview
染色:染色釜操作

長田 真実

OSADA MAMI
勤続1年目
染色
長田さんの趣味

レジンを使ったアクセサリーやピアス作り。作ることが楽しくて家族にあげたりはしますが売るとかは考えたことないです。編み物でタワシ作りも。鉛筆デッサンも好きです。

長田さんの仕事

染色工程を担当しています。色見・技術の片山さんたちが染めのレシピを作られ、染料室の方々が調色された染料を助剤と混ぜ合わせ、釜に入れた糸を精練した後、染めていく部分を担当しています。

播博をきっかけに入社。
女性初の染色現場
希望が私です

奈良の短大に通い、そこの染色部で染織を学び、就職活動ではいろいろな企業を見ていました。でも、たまたま播州織産地博覧会「播博(ばんぱく)」という、織物のまちと播州織を紹介する生地マルシェに来る機会があり、そこで東播染工に出会いました。糸の染めから全ての工程をやっているところ、全てできることに魅力を感じ、いちばんいいなと思って、就職したんです。

東播の仕事の中では糸の染色をしているところ、まさに今のポジションが一番やりたかったことなのでうれしいです。もちろん生地作り自体にも興味はありますが、白い糸が徐々に染まっていくことを見るのが好きで、同じ糸でも染まり方が違ったりするのが楽しいんですよ。

ものづくりは元々好きです。編み物やパッチワークをしていた祖母たちの影響もあるかもですが、私自身も着物の生地を織っていたり、短大の卒業制作ではウールの太糸で織ったタペストリーを制作しました。モチーフはウミガメだったのですが、3ヶ月でデザインからすべて仕上げました。同級生の中には作家系を目指した子達もいましたが、私は東播で今の仕事をいただき、気がつくと1年あっという間に経っていました。大変なこともありましたけど、毎日楽しいです!夏は暑いですけどね。お昼休みは自分の時間を大切に、休憩室でお弁当を食べてその後のんびりしています。

一緒に作っていく仲間が
増えたらいい

元々相生市出身で今は社宅に住んでいるのですが、仕事が終わると家に帰って、アクセサリーとか編み物とか何かものづくりをする、そんな毎日です。作ったものは身近な家族とかにあげたりはしますが、自分で使うためという感じではありません。作る工程が好きなんです。アクセサリーもレジンを使って固めたり、違う素材に触れることが楽しいです。作ったものを売らないの?って言われることもありますが、自主的にはそんなに(苦笑)。東播でイベントとか機会があったら売れたらうれしいです。
手作りが好きっていうと、根っからの文化系って言われがちなんですが、学生時代は陸上部で100m走り幅跳びとかもしてたんですよ。
染色や生地は好きですが、別に服好きとかではないからそんなに買い物とかはしないです。服も合わせやすいもの、白、黒が多いですね。でも染めの現場で見ていて楽しいのは赤い色。きれいな色は特に好きです。
私は作るということをやり続けたいんだと思います。調色(色見)の仕事も興味がありますし、織りもそのうちにやってみたいです。でも一つの工程をしっかりできるところが東播のいいところだと思います。染色現場希望は私が初の女性だそうですが、同期や女性の後輩や同僚が欲しいですね。この会社は同期というよりも随時入ってくるのであまり同期感がないですし、もっと仲間がいたらいいなと思います。卒業した奈良の母校とかで、後輩にも自分の仕事を伝えたいですね。
トップに戻る