ビーカーの中で
見ている色を
大きなスケールで見て
いきたい
以前は試験の会社で堅牢度とか物性とか調べる仕事をしていました。出身もずっとここ西脇なので、地元で仕事探しをしていた時に前職のお客さんだった東播を知っていて、再就職させていただきました。東播にも試験の部署あるんですが、そこではなく染色に配属され今に至ります。今着ている白衣は普段から着ている制服です。
染色という仕事の流れとしては、まず色見という片山さんたちのところでデザイナーさんやお取引先さんからいただいた色への要望を解釈しレシピを作られたものを、私がいるところでビーカー染色試験して、それを片山さんたちのところに戻してチェックしてもらい、その後、釜、乾燥という順番で色が染まっていきます。
元の染料は何百種類もあって、全てメーカーから仕入れているのですが、その中でもよく使う40種類ぐらいは水に溶かしてストックしています。水で溶かしたものは1週間もたないので、たまにしか使わない色はその都度水で溶かして使います。
他の人との繋がり、
布とも繋がること
自分が見ていた糸と色がどんな風に生地になっていくのか、他の現場の人や仕事、全体の流れをもっと知りたいなと思います。自分は6gの糸でしか見てないものが、布になって加工されて、服になっていくんですよね。インタビューでも好きな生地は?って聞かれたらお答えするのが意外と難しいなって思いました。だって糸が布になっただけでも違うものですが、それが服になったら全然違うわけだし。お買い物とか行って、服を見て触ってみるといつも「西脇ってすごいな、東播ってすごいな」って思います。結構西脇の生地を見かけるのは嬉しいです。
好きな生地と服って違うと思うんです。たとえばシンプルなリネンとか好きなので、マーガレットハウエルとか好きですが、普通すぎて似合いにくそうだなあって。よく着る服はちょっと透け感のあるシャツ生地のものとかかわいいなって思います。
好きな生地と服って違うと思うんです。たとえばシンプルなリネンとか好きなので、マーガレットハウエルとか好きですが、普通すぎて似合いにくそうだなあって。よく着る服はちょっと透け感のあるシャツ生地のものとかかわいいなって思います。
覚えることいっぱい。
でもそれが面白い
染料だけでなく糸の種類もすごく多いので覚えることいっぱいです。72歳の大ベテランで藤原さんという私の師匠がいらっしゃいますが、藤原さんは光によって見え方が変わると言っていつもブラインドをあげて色をご覧になってます。元々一緒にやっていた伊藤さんがサイジングの段取りに移動してしまったんですが、部署が離れてて、その離れ方はもはや社内転勤クラスの離れ方!他の人ともこの部署はそこまで接点がないんですよね、どうしても試験室にいるので。入社当時、染色の現場はくるっと見せていただいたんですが、他の現場は知らないので知りたいです。
昼休みは比較的決まった時間、12時〜1時の間に取れます。お茶飲める場所とかあったら、昼休みゆっくりできて他の人と接点が持てそうです。この仕事に向いている人はきちんと知識があった方がいいとは思います。正確さは大切な場所でもありますから。だからこそ楽しい人が来てくれたらいいですね。
昼休みは比較的決まった時間、12時〜1時の間に取れます。お茶飲める場所とかあったら、昼休みゆっくりできて他の人と接点が持てそうです。この仕事に向いている人はきちんと知識があった方がいいとは思います。正確さは大切な場所でもありますから。だからこそ楽しい人が来てくれたらいいですね。