インタビュー
interview
織布:営業部長

足立 一隆

ADACHI KAZUTAKA
勤続30年目
織布
足立さんの趣味

ゴルフ。接待がきっかけ。初めはイヤイヤだったけど簡単に上手くならないところが面白くてハマりました。東播にはゴルフやってる人多いから、ラウンドは出やすいですよ。逃げ道をなくす意味で、道具はあえて購入。500円玉を集めること。退職するときに「これ使って豪勢に祝ってな!」って言えたらいいなと。あとフクロウの置物を集めています。

足立さんの仕事

営業の統括。長年、現場と技術の経験があるのでお客さんの質問にすぐ的確に答えられる引き出しがあります。そして日々の現場とのコミュニーケーション。この近さは会社としても営業としても欠かせないとても大切なこと。

正しく失敗すること
うまくいかないことも
楽しむこと

東播染工に入社したきっかけは、当時の技術部長さんと父親が知り合いだったことです。私は西脇が地元で、長男なんですけど、一時期岡山にいて、それはそれで面白かったんですが、一生岡山で働くのは違うかもと。関西はいい意味でガツガツしてるんですけど、岡山はおっとりしてる。あと、地元西脇で生まれ育っていますから、右見ても左見ても知り合いがいるし、アットホーム。これがいい。私、知り合いがいる中で若干目立っていたいんですよ(笑)。東播染工だったら転勤がないと思ってたら、転勤はなくても意外と東京出張は結構ありました。初めは苦手でしたよ、東京出張。東京行ったら周り誰も知らんし、見知らぬ中での自分ですからね。

うまいこといかないから面白い。
仕事もゴルフも

営業の前は技術開発部門にいました。
「この生地どうやって作る?」とかあれこれやって17〜18年かな。そこは野村さんが後を引き継いでくれて、営業に移って10年です。営業をやったことで物事を広く見られるようになりました。いろんな技術が集まってできるのが生地なので、各パートのノウハウはあった方がいい。でも私の入社当時、先輩方は自分の父親みたいな年の人ばかりだったので、技術なら技術、営業なら営業のようにその現場で先輩方が経験したことを叩き込んでいただきました。そんな中でも覚えていること。それは当時、営業の出張についていって実感したことなんですが、 “正しく失敗しないとわからない”っていうことです。たとえば、お客さんの「こんな生地ある?」みたいなご要望を聞くでしょう?そうするとね、アーカイブのあの辺かな、あの生地のちょっと派生かなみたいに想像して、それをベースに持って行くんです。でもそれって、たくさんの生地に触って、たくさんの失敗をしていないとわからない世界ですよ。でも失敗にはね、すごい失敗になりそうなものが実はいいものになったものもあったりするから面白いですね。ゴルフにハマったのも、もしかして同じかな。下手だと面白くないから練習する。でもそんなにすぐに上手くはならない。でもその積み重ねでピタってはまる瞬間がある。生地の営業もそう。ひとつでもふたつでも「今日上手くいったなあ。」っていう瞬間がいい。だからもっと命中率を上げていく努力を積み重ねる、経験を積む、その過程も面白いんじゃないかな。

生地って人と人が
つながって生まれるから

営業の仕事としてはお客さんの要望を解釈して、生産に伝えるのですが、その時に気をつけてることは、一度指示出したら細かいことは言わない。きちんと伝えるけどある程度任せること。コミュニケーションはとても大事。まあみんなそう思っているかもだけど、会社でも一言どころか3言4言よく喋ってるって認識はしてます(笑)。「隣の部屋にいても足立さんの声聞こえてくる!」って言われることもあるし。後輩も先輩も別に苦手なタイプはないですね。でも気をつけていること、それはまず悪口は言わないことは当然ですが、あまり単刀直入に要件だけ話すと引き出せないことってあるでしょ?だから仲間や後輩にはひとツッコミしながら本題にいったり、体調とか機嫌を観察しながら質問や返事をしたいかなっていつも思っています。
営業に限らず繊維業界って古い業界だと思います。コロナの時にテレワークとか言われましたけど、この業界はやっぱりテレワークに行ききれないですよ。だって生地って見てもらうだけじゃなくて触ってもらうこと、それができる空間や時間もないと難しいからです。実際に営業してるとね、相手さんの顔や表情見て「微妙に気に入ってないなあ」とかわかるしね。そのニュアンスを掴むためにも人と接しなければね。

カッコつけたい、そこから
ファッションや生地に出会った

生地好きかって言われたら、好きになったタイミングはそれこそデート行く前にちょっといい服買いに行った時ですよ。だって格好つけていたいからね。今でも上下スウェットで過ごしたりはせんよ。だってそれはパジャマだから。
今の自分にとって服は自分へのご褒美。服を買いに行くと、先に指で触って、素材表示見て、その後値札見る。その後、縫製を見て、「ステッチいいなあ。」とか、「この部分だけ違う組織使ってるやん。」とか見て買う!特に先染め生地の服とか見ると買いたくなりますよね。まあ、でもなかなかお値段するものも多いけれど、お客さんのブランド展示会とか行く機会があるとちょっとお安く買えると嬉しいなあなんて。
お気に入りの生地、このリップストップ。ちょっとナイロン入ってて、これパンツで持ってるんですけど、パシパシした感じがいいんですよ。
これからやっていきたいこと?将来の夢はパン屋ですよ。
こだわりパン屋のものだけでなく、コンビニ系もよく試します。コンビニスイーツならシュークリーム、エクレアはいっときハマってたんですが、卒業しました。ファミマの下プリン、上スフレのやつは今も好きやけどね。
新商品はまあ買います。家族の分もね。甘いものやパンが好きだからパン屋。あれ?東播でやっていきたいことを聞きたかったん(笑)?
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