インタビュー
interview
織布:一貫生産生地の受渡し

長谷川 隆之

HASEGAWA TAKAYUKI
勤続10年目
織布
長谷川さんの趣味

ゴルフ。20年以上やってます。東播でもゴルフ好きな方けっこういるので他の部署の人とも会えますしね。音楽は子どもの影響でBTS。いつも仕事で使っているペンはZEBRAのSARASAで、描き心地が抜群です。繊維に関わる仕事してから服を買いに行く時にみるポイントが変わりました。Coenとかカジュアルでちょっとかわいい系とかもみます。

長谷川さんの仕事

テキスタイルの営業、足立部長さんたちがとってきた仕事、オール東播一貫生産で作るものの納期管理をしています。

普通よりも
変化球を楽しむ。
そして心から伝えること

実家は加西市の播磨中央公園近くですが、前職の半導体工場が閉鎖され、東播で働くようになりました。働く環境は全く違いますね。前職は年間半分休みで4日行って3日休みの夜勤でしたから。そう、大島さんと一緒です。

私の仕事は最終的に生地を出荷に間に合わせるところなので、全工程を大雑把にわかっておくことが大切です。

東播はそれこそ糸発注から染め、織り、加工、出荷までできる会社で、生地を作るってすごく多くの工程にいろんな方々が関わっておられるでしょう?たとえば糸は黒﨑さん、松原さんのお二人が、織布は茨木さん、清水さん、片浦さんの3名が工程を立てて、じゃあ長谷川よろしくって手渡される感じです。もちろん糸発注や織るのに必要な染糸をそろえることなど一部はその担当がいるんで、そのあたりは私が手を動かすというよりは気にしておく感じです。

初めは加工の現場にいたんですよ。でもTXに移動して6年、慣れてきたらこっちの方が向いているなって感じます。

トラブルがあっても
どうリカバリーするか

一言で言うと私の仕事はあっちこっちの調整をすること。たとえば染色や試験室は品質の管理をされていますが、自分は納期の管理をしていると思ってます。いい布をちゃんと納期通りに間違いなく手渡せるための管理です。黒﨑さん、野村さんが進行を書いてくださるんで、普通は問題なく進むんですよ。でもやっぱり生地のことですからトラブルが起きることもしばしば。そういう時にどうやってリカバリーするかが大切です。たとえば、試織を参考に本体を作るじゃないですか。でもその通りに上がらなかったら営業と試験室に集まって巻き解いて再加工したり、どうにもならないものも出てきたりっていうのがトラブル。そうすると一から作り直すこともありますよね。その度に全工程が今どんな状態か、どこを調整するかを把握することが必要なんです。仕事のコツが掴めてきたかもって思えたタイミングですか?ようやく今かもですね。やっていて面白いんですよ。納期が厳しい仕事ほど面白い。納期通りに仕上げた時に「やったあ!」って思えます。そうそう、今日は自分が好きな生地を持ってきました。
チェック柄好きなんですよ。今はあいにく無地とか後染めが主流ですけど、播州が誇る先染めチェックっていいですよね。

丁寧に真摯に。
でも時にノリの良さも

この仕事にはたとえば試験室ほどの専門知識は必要ないのですが、すべての現場をわかってないといけないと思います。というのは先ほどお話ししたように各工程でミスや事故が起きた時にリカバリー力が試されるからです。それの大半は現場の調整でしょう?トラブルが起きた時は関わっている人に通常で回っているものよりも優先して早めの対処をお願いし、ミス再発防止、対応をしてもらうことをやっていかなければならない。今かかっている仕事とトラブルの対応、その辺りを調整しながら出荷に間に合わせる、それが大切なんです。初めはそれこそ大変でした。各工程を受け持っておられる方々は職人さんでしょ?気難しいというよりも急に頼まれることは嫌がりますよね。しかも最初は「なんでこんな奴に言われなきゃいけないんだ?」っていう感じでした(苦笑)。それはそうですね。自分も現場にいたからわかるんです。ちゃんと段取り組んでやってるのに、それが狂うわけですから。だから指示するにしても直前には言わないようにします。できるだけ事前に、下から言って角が立たないように心がけているつもりです。
この仕事に向いている人って言うと、もしかしてノリがいい方がいいかもですね。他部署の人たちにいろいろお願いしてやっていただくことが多い仕事ですから。あまり真面目すぎたら難しいかもです。大きく広く視点を持って、大雑把ぐらいがいい。そして心からお願いできる、そんな人。でも生地も仕事もそうですけど普通よりも変化球っていうんでしょうか?難しいものって面白いじゃないですか。
トップに戻る