インタビュー
interview
加工:サーキュラー等の機械操作

時政 和人

TOKIMASA KAZUTO
勤続12年目
加工
時政さんの趣味

DIY。妻が考えて自分が制作。カレーパンは味と説明がいろいろあって楽しい。
サッカーは見るよりやりたい派。映画は金曜ロードショウがちょうどいい!

時政さんの仕事

サーキュラーで後染めやワッシャー仕上げの生地の糊を抜く工程を担当。機械のメンテナンスも必要な時はするし、タンブラーのヘルプをしたり、オールラウンドにやってます。

何をどこでするか
そしてどう伝えるかが
大切だと思います

東播染工に転職して12年が経ちました。東播で働く以前は布加工の仕事や外資半導体の工場にいました。出身はここ西脇です。

今やっていることは前職とは違う仕事ですが、私はやっていく中で楽しみを見つける方がいいなと思っています。たとえば、車の選び方でも人によってはこの車じゃなきゃ嫌だという人はいるかもしれませんが、私は車って何に乗っても楽しいと思っています。どちらかというと車の種類よりも行く場所やどこを走るかが大切で、道幅狭いところだったらコンパクトカーの方がいいし、荷物があるなら軽トラの方がいいかもしれない。乗るたびに楽しみを見つけるのがいいんですよ。それって仕事も人も加工の機械も同じだと思うんです。楽しいこともあれば嫌なことも出てくるでしょう?だから何をどうするかを楽しむことが大切。

作ることに
関わってきた

道具や作る過程が好きですね。「親父は気がつくと屋根の上とか高いとこに登ってなんかしている」って息子に言われます。たしかに、家でも会社でも作ってるんです(笑)。好きな生地は持ってこれなかったのですが、代わりにお気に入りの道具を持ってきました。
ものづくりする時って道具が大切なんですよ。この直角定規もいろんなサイズありますけど、30cm✖️60cmのタイプが便利。水平器はね、使ったらちゃんとパッケージに入れて保管しています。

どうやろ?なら
やってみる

息子も東播で働いていて、会社の仕事に慣れて動きに無駄がなくなったねって先輩方に言っていただいたのですが、そういう段階になったからこそ安全と確実さ、危険予知は必須だと思います。自分もそうですけど、慣れてきて自分にあった効率性を見つけ始めると作業じゃなく、所作的になります。でも現場では機械のことなので、無理はいけない。効率を上げられるって思うことと同時に確実に安全にという感覚も持ち続けるのは必須です。その上で、挑戦することができるんじゃないかって。例えば茶綿の厚手生地、鉄媒染のものなど、厚みで機械に入らなかったこともありました。でも無理だと思ってしまう前に、ある程度のことならやってみた方がいいと思ってます。きちんと予測し、確かめつつ、立ち止まるのではなく「できっこないをやらなくちゃ。」って思ってます。サンボマスターの曲じゃないですが。だからこそ段取りが大切なんです。

次に繋ぐ
サブタイトル

そして、挑戦するためにもやっぱり人柄や喋り方って大切なんだと思います。「その人がいるから嫌やなあ。」にはなりたくないですし、仕事の上で、できないのかやりたくないのかを分けるのって人間関係や話の持っていき方もあるんじゃないかな。上から言われるとそれが年齢関係なく嫌でしょう?私の仕事は生地作りの長い過程の一部で、前の工程から受けたものを仕上げて次の工程に渡すのだから、ものの言い方を大切にしようと思っています。生地の仕上がりって、技術だけじゃないと思うんでね。伝え方は大切。そう、ただのカレーパンじゃなくって“スパイス薫る”って書いていた方が食べたくなるのと一緒。伝え方次第で気持ちって動きますよね。やっぱりサブタイトル、大切なんですよ。
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